というわけでいよいよ始まりました。テレビ放映真下作品としては唯一の未踏の一本だっただけに、こうして目にすることができるのは感慨深い。「理想的な子供向けアニメ」というオンエア当時の評価がありましたけど、第1話を見る限りでは、まったくその通り。うちは子供がいませんが、もし息子OR娘がいたら、ぜひとも見せたい一本ですね。「世界名作劇場」的な意味ではなく、本当に子供と一緒にワクワクしながら見たい一本、という活劇的な意味で。
それにしても、キャラがかわいい。主人公のクッパがくまいもとこというのは感慨深いですね。荒野っぽい美術とゴチャゴチャしたメカという世界観から見ても、「スパイダーライダーズ」の原型という感じを受けたりもしました。そのかわいいキャラといかにも真下的な8頭身シリアスキャラが同居しているのが興味深い。
3頭身キャラと8頭身キャラが混在している、という意味で、まさしく過渡期の一本、なのでしょうが。「スパイダーライダーズ」は、キャラ造形としては完全にシリアスですからね。もう真下はこういう3頭身キャラは扱わないんだろうなあ。子供向けでさえ、はるかに複雑な世界を描かないと気がすまなくなってしまったみたいだから。
というわけで、これはたぶん「最後の1本」です。職人演出家としてのキャリアを埋葬し、この先は時にプロデューサー的な側面を強めたりもしながら、前衛に突出していくことになります。
さて、この先は週5本ペースの超ハード日程ですから、あまり無理せず、短評ペースで行くことにしますよ。時に2、3本まとめるかもしれませんが、ご容赦を。

