2009年11月22日

日本たこルカ奉賛会報其之三十五

 ちょっとスローペースですが、なんとか1104件。1000件の大台を超えて初の100件超えですね。

http://www.nicovideo.jp/tag/%E3%81%9F%E3%81%93%E3%83%AB%E3%82%AB?sort=f

 というわけで、今週もいつものたこランから〜♪



 本サイトで全面的に応援しているバトロセンタPのボーカロイド漫才、とうとう8位進出です!ボスのひとつ下ですかーすけとるんPさんも「ボスよりひとつ上だったから満足」とか言っておられたし。ボスはたこランではひとつの基準点かもしれませんね。着々と評価は積み重ねてるし、今後も期待大。ぜんぜんマンネリ化せず、どんどんテンションが上がっているのが本当にすごい。

 そんなバトロセンタP氏の目下の悩みといえそうなのが、曲があまり伸びていないこと。実はこっちもすごいいいんですけどね。これに関しては最初にその魅力を知らしめたハギレの錬金術師に感謝しなくちゃなりません。そんな「虎に翼」が伸びてないことを嘆いている人は私だけじゃないらしい。



 こちらで紹介されているたこルカ曲は、「虎に翼」と「原始人」の二曲。「原始人」も別の意味で報われてない良曲ですが。すけとるんPさん、「虎に翼」のPVとかいいかもですよ。何せ短いし。まあ、ハギレの錬金術師のイメージを超えるのは大変ですが…(^^;

 今週も歌系が少ないですねーあえて言うならこれくらいかな。実はたこルカの姿は登場しませんし、作者もたこルカに歌わせたとは言ってない。ではなぜたこルカタグが付いているのかというと、たこルカが歌ったとしか思えない歌声(^^;



 結局今週も主力はMMD系ですね。なかなか力作が並んだとはいえますが。この人なんて、本当に誰得動画。ジェイムスン教授なんて誰が分かるんだ〜歳がバレるぞ(^^;私は知ってるが。



 あと、誕生日にちなんでか、弱音ハクさんの動画がたくさん登場してます。まあ、たこルカは脇ですが、なかなか楽しいので。ハクさんの酔拳ネタもすっかり定着したなあ。



 こちらもコツコツと作られ続けている、ボーカロイドたちによるナイキCMパロディ。なかなかの出来栄えなので、そろそろ紹介しておきましょうね。たこルカは脇なので今まで紹介しませんでしたが。



 まあ、今週の目玉のひとつはこちらかなー御三家と誤算家がセットで踊ります(^^;



 こちらも注目。たこルカは背景にいるだけですが、注目。よーく見ていると…



 原典は私もあまり熱心には見ていませんでしたが、これはなかなかよくできてた。たこルカがルカと一緒に出てこないところがミソですな。



 最近やや下火になってしまった「作ってみた系」作品。一見地味ですが、これはなかなかの力作ですね。技術的にもなかなか本格的。



 とはいえ今回のトリはコレ!

 

 久々の水平移動Pの新作ですよ。今回はなんとたこルカの「お母さん」が登場します。ん、誰だ「お母さん」て…むろんあなたも想像するであろうあの方が登場しますが、職業の意外さにびっくり。
posted by てんちょ at 23:22| 大阪 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本たこルカ奉賛会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月21日

下郎の首

 どうせなら「首」のない下郎が見たかったなァ…と誤解を受けそうなことを言ってみる(^^;

 京都文化博物館の特集上映。とはいえ、ああ、やっぱり…という思いもまた確か。かつて、私の上司は稀代の傑作だからと出し惜しみしてましたっけ。私はそれを見る前に卒業してしまい、結局ずーっと見られないままに今日に至ったという。ようやく見られましたよ。とはいえ、そこまでの価値があったのかどうか。今後、伊藤大輔のトーキー作品はわざわざ映画館へ見に来る価値があるのかどうか考え込んでしまいました。
 
 そもそも実は今日に残っていないオリジナルサイレント版の「下郎」こそが、「忠治旅日記」と並ぶ伊藤大輔の最高傑作とされているものでありまして、残っていないことこそが痛恨ではあるのですが。この作品、わずか7巻、サイレントスピードで80分に満たない小品です。そういう意味では、現在に残っていても不思議ではないはず。探してみたいなあ。

 まあ、たとえばトーキー版の「治郎吉格子」の長谷川和夫がスカタンたるのとはまったく別で、サイレント版の河部五郎と遜色ないほどにトーキー版の田崎潤はがんばってます。たぶん、サイレント版の熱気をよく伝えているのではあると思う。とはいえ…

 「これは飼い主に手を噛まれた犬の物語である」

 という、オリジナル版の字幕の衝撃を超えるものでは決してない。オリジナル版が見られないからこそ、ああ、オリジナル版はすごかったんだろうなあ、と悔しくなる、そんな感じ。

 オリジナル版を見た古老に聞いた話では、オリジナル版は囲碁ではなくて、将棋。んで、下郎と敵が盲将棋を繰り広げ、「王手」の瞬間に敵討ちが達成される。実はそれは、伊藤大輔が脚本を手がけた「座頭市地獄旅」ではからずも再登場しているんだそうで。それは見ました。あーあれか。

 リメイク版である本作は、伊藤トーキー作としては上々の部類に入ります。それだけにすげえ悔しい。どこかでオリジナル版「下郎」は出てこないものだろうか…目下「下郎」はフィルムの断片すら発見されていないのですから。
posted by てんちょ at 23:59| 大阪 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月20日

DARKER THAN BLACK 流星の双子第7話

 私も何とか入手しましたが、この高価なBLBOXがバカ売れしているらしいですね。まあ、これは買わずばなるまいとは思ったけどさ(^^;たぶんこういう時に「買い」を決断すべきなんだろう。






 うちの家族からは説教されましたが。すまん。でもこれは見逃すわけにはいかんよな。 

 それはそうとして。大脱出やらカーチェイスやらと盛りだくさんな第7話。おそらく綿密なスタッフの合議の上で作られているんだろうけど、これだけ次から次へとバラエティ豊かな展開を繰り出しておきながら、ストーリーはまったく破綻せず強い緊迫感を保ち続けているのがすごい。

 とはいえ、前作のBLを見ていると、完成度は高いけど前作とは似て非なるものであることを痛感させられる展開。まあ、これはこれでいいんだけど…さみしいな。前作がストルガツキー風哲学SFという側面を持っているとしたら、今回はまったくセルゲイ・ルキヤネンコの「ナイト・ウォッチ」風アクション。いずれにしてもロシアではあるんですが。もうちょっと哲学SF成分がほしいかなーそれは東京に到着後に見えてくるのかな。どうやら東京到着は折り返し点の13話あたりになりそうな気もしますが。そういや、前シリーズもちょうど真ん中でストーリーが変化してOPEDがガラリと変わったんでしたっけ。まあ、どのみちまだ7話。先はまだまだ長い。

 とか思ってwikiを調べてたら、今回はたった13話との噂が。えーなんだそりゃ。

 それはそうと今回は、結構ポイントとなるエピソードがいくつかありましたね。ちょっと整理してみましょうか。

@パブリチェンコ博士は生きているらしい。しかも紫苑と一緒にいる
A日本の天文部は解散しているらしい
Bターニャはロシア連邦保安局でなお蘇芳を追っているらしい
Cあまり契約者らしくない蘇芳だが、今回は裏切った情報屋を倒すために容赦ない側面を見せる。地味だけど、このシーン、かなり痛い(−−;

 そして今回はロシアの腕利き契約者が登場しました。確かに強大なキャラクター。もとシリアルキラーだったのか。なるほどそんな人間でも契約者になることはあって、そうなると無意味な殺戮はできなくなってしまうと。その割にあっさり黒に殺害されてしまいますが。1話使い切りですか。何ともったいない。こんな強烈なキャラクターが使い捨てて、この先どうなるんだろうこの話は。マジで1クール13話かもという気がしてきました(^^;
posted by てんちょ at 02:40| 大阪 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 黒の契約者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月19日

フレデリック・ワイズマン「パリ・オペラ座のすべて」

 というわけで行って来ましたよ、本当に久々のロードショー公開ワイズマン。ワイズマンの劇場公開作品は、過去には「コメディ・フランセーズ」「アメリカンバレエシアター」の2本しかありません。どちらも山形映画祭かワイズマン回顧上映で見ているから、普通のロードショーでワイズマンを見るのはこれが初めてということになります。

 うーんそれにしても偏ってるなーロードショーでしかワイズマンを見ない普通の映画ファンは、バレエとか演劇の専門監督と思ってしまうではないか。本来、ワイズマンはもっと普通の場所でガリガリとジャーナリスティックに撮った作品の方が面白いんですけどね。

 しかしそれにしても、ワイズマンでほぼ満員盛況というのが信じがたいですね。まあ、観客の八割は「私バレエやってます」という感じのおねえちゃん・おばちゃんなのでしたが。後はそれに嫌々くっついてきたお父さん。十歳ぐらいの子が二人もいたのには驚いたぞ。2時間40分も大丈夫かと思いましたが、結構真面目に見てた。

 まあ、観客がどうあれワイズマンスタイルは微動だにしなくて、ノーナレーション、ノーBGM、ノーインタビューは貫かれてます。それでも、素材が素材なだけに、バレエである以上、ほとんどの場面には音楽があふれてて、一般の観客が見ていてもそれほど違和感を感じたり退屈に思ったりすることはないようです。何だ、つまらん(^^;

 というわけで、普通の観客は普通に見てしまうんだろうなあ。まあ、われわれワイズマン信者としては、普通ならまず入らないようなところまでカメラが侵入していくのを楽しめるし、そこに込められた意味を深読みしたくなるわけだけど。屋上で飼われているミツバチの巣の養蜂シーンなんて、何の説明もなく出てくるのは結構驚いた。誰か職員が勝手に飼ってるのかと思ったらそうじゃない。パンフを読んで分かったのだけど、この蜂蜜はオペラ座の売店で売られてるんだそうで。

 これ以外にも衣装係とか清掃係も出てくるわけですけど、衣装係にはベトナム系、清掃係にはアフリカ系が多く、踊り手は大半が白人、という構図は、ワイズマンがどこまで意図したかは別に批評的な構図をどうしても見てしまいますね。

 「州議会」がこの倍近い時間があるのにまったく退屈しなかったのと比べると、今回はやや辛かった。まあ、バレエなんてどうでもいいからね。ワイズマンが撮ったのでなければ。練習シーンは自在なカメラワークが楽しめるけど、本番シーンは固定ショットで撮らざるを得ず、すごく退屈になって眠くなったのは残念。まあ、これは「コメディフランセーズ」でも「アメリカンバレエシアター」でも避けられなかった問題なんですけどね。

 ただ、日本で言えば歌舞伎座とか国立文楽劇場みたいな総本山で、前衛パフォーマンスみたいな作品も平気でやってるのには驚いた。今度パリに行ったら、ちょっと見てみたいかも。まあ、バカ高いんでしょうけどねえ。
posted by てんちょ at 03:10| 大阪 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月18日

ふたつのスピカ第19話「いま君にできること」

 ああ、あと一回で終わりかあ。何か本当にさみしくて切ない。切ないといえば、原作もちょうど最終巻が出ましたね。読んでないけど。ただ、その帯を見る限りでは、結局宇宙に飛べるのはアスミ一人だけということになるのですね。その結末を知っていると、この経過が余計に悲しい。

 あれから六年。原作も完結したいま、完結篇もぜひ考えてみてほしいところです。ドラマ版も出たことですし(私はノーサンキューでしたが)、私が騒がなくてももちろん企画は出ているのでしょうけどね。実現するといいなあ。

 さて今回の一瀬色。

 このシリーズは本当に物語に没入してしまって、色を意識に止めているのが難しいんですが、後で見返してみると結構ギョッとする色を使っていて驚く。

 何よりもまず、マリカが運び込まれた病室の色が海の底のように真っ青で、そこに訪ねてくるカサネの髪の毛の色が非常に濃い群青色。さすがにこれは最初から分かりましたが。それにしても、ここで青でまとめようとは、大胆なことするなあ。カサネの持っている本の表紙も青だし、窓の外も青空。病院の看板も、病室の窓も青。徹底してますね。そしてマリカを運ぶライトバンも青色、となるとこれは何かを意図して意識的にやったとしか思えない。

 その病室と山をさまようアスミをつなぐのが黄色いカエデの葉、とこれはむしろ演出の問題で、望月監督、粋なことするなあとか思いました。この青と黄色の対比がすごく生きてるのですね。

 そしてマリカを助けに戻った(マリカとっくに救助されてるんだけど…)アスミは川に転落し最終回へ…本当、どう締めるのだろう。楽しみです。色的にも。
posted by てんちょ at 02:46| 大阪 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 色彩設計・一瀬美代子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月17日

ジュエルペット第33話

 というわけで第二ラウンド開幕。事実上の第二部ですね。後半三分の一で別のストーリーをやろうとは、結構潔くていいかも。スッと新ルールを分からせてくれるのもいい。

 ディアンは結構二枚目ですが、柊みたいなクールタイプではなくて、2.5枚目風のおバカな側面を持ってるのが結構新しい。純君みたいなおちゃらけタイプでもなくて、ピシっとキメにかかるけどどっか抜けてしまうという感じかな。声は福山潤か。なるほど。ノリノリで楽しそうだ。宮野君とのイケメン対決だろうか最終決戦は。

 ジュエルランドに伝わる取引のゲーム、って、花いちもんめみたいなのは面白いアイデアだけど、いきなりりんこを取り合って、というのはギリギリですね(^^;それにしても古代のジュエルランドってローマ帝国だったんかいな。

 大げさな設定と「借り物競争」という呑気な落差もまたいい。ただバカ正直に競技していたら面白くないんだけど、陰謀をこらしたりなかなか望みの品が手に入れられなくて苦労するのもいい。

 ただ、りんこが超低空しか飛べないのは何かの伏線だと思ってたんだけどな。
posted by てんちょ at 21:05| 大阪 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月16日

日本たこルカ奉賛会報其之三十四

 というわけで今週も参りましょう。目下のタグ数は1082件。着実にのびてますね。

http://www.nicovideo.jp/tag/%E3%81%9F%E3%81%93%E3%83%AB%E3%82%AB?sort=f

 まずはいつものたこランから。すけとるんさん10位ランクインおめでとう!本当、謎の削除さえなければもっと上位に行ったろうに…



 えろ豆先生祭りも落ち着いてきましたが、相変わらず1位キープしてますね。あ、いつの間にか反省会場が(^^;

 たこランでも紹介されてるのでまあもう不要といえば不要かもしれませんが、カイト兄さんたちのおバカなノリと無理やりつきあわされてるレンに苦笑。なんかオチは「天使のたまご」思い出してしまった。ていうか「うる星2」の方が近いか。



 ベアリングの人も続編を。たこルカにそんな秘密があったとは。



 しばらくお休みしていたぬいぐるみ作成講座、再開しました。さすが見せるなあ。ハギレの錬金術師は。





 今回数少ないMMD系。前作はたこルカ度が低いので紹介しませんでしたが、今回はなかなかノリノリで見せてくれます。あえて歌ではなくインストだというのがポイントなのかな。



 今回は結構歌の収穫があったのがうれしい。クレクレタコラというのは見たことないけど、確かに誰もやってそうでやってなかった。こんなにハマるとは。



 シューティングスターじゃなくてスターフィッシュ。なるほど。そりゃたこルカが歌わなきゃ。



 現在のとこたこルカタグはついてないけど、ぜひともお勧めしたいカバー曲。このジャケット、オリジナルのパロディなのかな?なんだか笑ってしまう。



 なんだか追っかけ作品が登場してしまいました。たこルカのクラッカーボールは流行るんでしょうかね(^^;。実写で作ってしまうということではてどうするのかと思ったらそう来たか。アイデアはいいな。



今週のMMD作品もいくつかご紹介しておきますか。いつぞやのゼータガンダムEDの人が新作。今回はやよいで後期版を…ってわかんないよ!(^^;でもハロはやっぱりたこルカ。



 でも今週のMMDネタでイチオシはこれかな。デカたこルカが結構かわいいと思う。私は。セントバーナードにじゃれつかれて吹っ飛ばされることって結構あるよね(ないわい)



 とはいえ、今週もトリは…やっぱりたこロセンタプロデューサ(笑)危ないネタがたまったので一本にまとめてみました、ってルカちゃんじゃなくとも「アホか!」とツッこみたくなるぞ(^^;



 た殺センタプロデューサ…ってオイ(^^:
posted by てんちょ at 00:00| 大阪 晴れ| Comment(2) | TrackBack(0) | 日本たこルカ奉賛会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月15日

「反逆児」「血槍富士」

 京都大阪での特集上映をハシゴしてきました。巨匠の二本立てですよ。ロードショーの合間にもこういうのをマメにチェックしていきませんと。特に京都文化博物館はウッカリしているととんでもなくレアな作品を上映しているのであなどれない。

 まずは大阪で「反逆児」。これ、伊藤大輔の晩年の代表作とされているものです。現在でも舞台劇版は上映され続けてる。名前だけは聞いたことのある人がいるかもね。

 まだ家康が信長の臣下だった時代、謀反を疑われ、信長に切腹を命じられた家康の愛息・三郎信康の物語。信康は実際に非常に切れ者だったらしく、そこが信長に警戒されたということなのでしょう。むろん秀吉も頭が良かったけど、貧農あがりの秀吉は信長には別に脅威でも何でもなかった。しかし信康には半分今川の血が入っており、そこが警戒しないわけにはいかなかったという次第。

 当時の家康が信長に逆らえるはずもなく、期待の跡取りであった信康を見殺しにせざるをえなかった。次男の秀忠はどうしようもなく凡庸であったにもかかわらず、家康は政権奪取に成功してしまうのだから世の中分からない。

 そんな信康の悲劇の物語なのですが、うーん。やはり伊藤大輔の演出は非常に暑苦しい。しかも明らかに超大作なのに、「家政婦は見た」レベルのホームドラマ的な徳川家のイザコザ話に矮小化されて感じてしまうのはなんとももったいない限り。中間管理職的なビクビクした佐野周二の家康は実に面白いので、当初の予定通り家康を主人公にしたほうが面白かったんじゃなかったかと思ったり。

 ただ、頭の中で色彩を抜いてスタンダード画角に仕立てなおし、サイレント化して適時字幕を入れてみると、これは結構な傑作に仕上がったんじゃないかと思えてくる。サイレントで撮れば傑作なんですよ。残念ながら。余分な情報が多すぎるのに、それを排除する努力をしていないので、不自然なことになってしまっている。サイレントで信じられる世界も、カラーシネスコではまったくウソっぽくなってしまう。そこが難しいところなのに。

 ラストの切腹場面でも、介錯役が動揺して何度も斬りそこね、信康がボロボロになっていくシーンなんてギャグにしか見えない。これがモノクロサイレントなら悲壮美が出たんでしょうけどねー残念。

 これに対して京都で見た「血槍富士」。さすが名作の名も高いだけあって会場は満杯。ただ、高齢者ばかりなのが実に残念。もっと若い人に見てほしいなあ。

 内田吐夢はこの作品で復活するまで、満州から帰りそこねて中国共産党でしばらく映画指導をしていました。ひょっとしたら、中国に昔の内田吐夢作品が眠ってるかもね。要調査です。「仇討選手」とか「生ける人形」とか。

 しかし十三年ものブランクがあったというのに、ぜんぜんそれを感じさせずいきなり映画史に残る傑作をものしてしまうというのは何なのだろう。技術革新にまったくついていけなかった伊藤大輔に対して、トーキーになっても、シネスコになっても、カラーになっても、傑作を陸続と送り出し続けた内田吐夢はひょっとしたらとんでもないのかもしれない。

 この作品も年を食った片岡千恵蔵をうまく生かして、そうでなくては出せない味を生み出している。一般には戦後チャンバラの代表作とされているけど、その評価は果たして正しいのかどうか。実は結構ストーリーに工夫が凝らされていて、詳しく話すとネタバレになってしまうのが辛いところ。ただ、このラストシーンをどう解釈するかで結構評価は変わってくるのかもしれない。実は、このラストシーンがないスタイルの群像劇スタイル時代劇は結構戦前に撮られている。ところがこのラストシーンがすべてを覆してしまう。ひょっとしたら「仇討選手」もこういう感じの作品だったのかとも予測されます。「仇討選手」は当時も「ラストがおかしい」という評価は随分あったようで。これは実は雪辱戦なのかもしれない。

 私が見たのはラスト2分だけなんだけど…「仇討選手」、どこかから出てこないものだろうか。
posted by てんちょ at 03:17| 大阪 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月14日

DARKER THAN BLACK 流星の双子第6話

 いよいよ話がトップスピードで動き始めました。それにしても黒たちが狙っていた積荷の中に入っていたのが銀だったとは…こうなるといよいよタイムラグの2年間に何があったのか知りたくなってくる。

 それを見透かしたかのように全4話のDVDオリジナルストーリーが制作されるというのはなんとも巧妙な話ですが。本シリーズの2巻以降の偶数巻に毎回1話ずつ収録されるというのはやりすぎ。悪質だ(^^;


DARKER THAN BLACK-流星の双子- 2 [Blu-ray]

DARKER THAN BLACK-流星の双子- 2 [Blu-ray]





 こちらで一部の映像が見られます。まあ、こういうのを見てしまうと、うーんこちらの方がやっぱり好みかなと思えてしまうのが悲しいところなんですが(^^;

http://www.d-black.net/gallary/pv02.html

 まあ、むろん今回は今回で別モノの魅力があるのは認めてますよ。前回つくりあげた世界を安易に踏襲しない潔さはさすがだと思うし。ゴーレム、ワイヤー、銃撃、水と今回は実に多彩なアクションがつるべ打ちで繰り出されて、そういう点では満足。んで、あまりに派手だったのでまったく気付いてなかったのですが、黒は契約者能力を失っていたのか!やられた。そういう思いもかけない仕掛けがあちこちに施されているからやはりただならぬアニメだと思うわけですが。

 その一方、徐々に蘇芳は黒に引かれ始め、猫はあからさまにオヤジ臭くなっていく。
 黄がいなくなった代役ですかねムササビなんだけど(−−;
 黄はいないんだよなあ…さみしい。

 本当にいろいろなことが起きていきますね。気が抜けない。
posted by てんちょ at 02:38| 大阪 雨| Comment(0) | TrackBack(1) | 黒の契約者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月13日

この秋からのアニメその2

 前回の自己申告からいろいろありまして。結局こんな形で落ち着きました。意外と増えてない…んだけど、まあこのくらいが負担感がなくていいのかな。

月曜日
「あにゃまる探偵キルミンずぅ」
 とにかくもうNECO JUMPのOP・EDのみ。それさえあればいい。来月出るシングルも買わなければ。
「スカルマン」
 アニマックスCS版をフォロー。結構ハードなパラレルワールドSFで、いつまでたっても主人公のスカルマンがさっぱり出てこないというのがすごい。
「天体戦士サンレッド」
 キッズステーションでktvより一ヶ月遅れ。でもやはりテレビで見られるのはいいものです。髭男爵、相変わらずうまいな。

火曜日
「ふたつのスピカ」
 もうあと二回で終わるのか…どうしよう(^^;

水曜日
「墓場鬼太郎
 本放送では本数が多すぎたシーズンで断念してましたが、面白かったみたいですね。アニマックスでスタートしたので拾ってみました。こういうのはCSは本当にありがたい。それにしても貸本バージョンをわざわざ忠実に絵柄まで再現て、何かすごすぎ。結構怖くて、深夜に見ていると雰囲気ありますな。

木曜日
「DTB流星の双子」
「うみねこのなく頃に」
 DTBとラスト5分だけカブるのがウザい…そのぶんは月曜放送バージョンで補完。

金曜日
「秘密結社鷹の爪カウントダウン」
 意外なことにコフィーがずっと面白くて鷹の爪がイマイチ。劇場版は大丈夫なんだろうか
「ささめきこと」
 ぜんぜん期待してなかったのに、大化け!まさかギャグアニメとは思わなかったもの。この先が楽しみ。

土曜日
「テガミバチ」
 意外と青春アニメとして丁寧にできてます。まったく期待してなかったけど、楽しんで見れてる。

日曜日
「ジュエルペット

視聴断念
「空中ブランコ」
 期待してたのに…なんかダメな民放ドラマそのままだし。アニメじゃなくて完全に話法がドラマ。しかもウザい。
「戦う司書」
 結局は薄いファンタジーなのでした
「けんぷファー」
 すいません、やっぱりこういうの苦手
posted by てんちょ at 03:07| 大阪 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする