2020年01月19日

「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」#3

 マミさん降臨!!



 いやあ、3話で何が起きるか、誰が死ぬかと不謹慎な期待が飛び交っておりましたが、絶交怪談エピソードはあっけなく解決。ただ、その華麗なるバトルシーンは、ほんにため息をつくような美しさでした。こういう「思いつかなかった」という感じの「観たこともない」世界づくりにかけては、まどマギの右に出るものはない。そりゃあヒットするわなと納得するばかりです。

 しかしその凝りに凝った世界を蹴飛ばして視聴者の注目を一身に集めたのは、エンドタイトル後に唐突に表れたマミさんなのでした。しかもバレないようにということなのか、後から確認しても、キャスティング表に水橋かおりの名はないという。

 いやあ、この作品、相変わらずとことん驚かせてくれる。そうであってこそのまどマギですよね。ただ滅滅と暗かったり悪趣味だったりするだけの模倣魔法少女ものが氾濫している中にあって、本家の風格を見せてくれたことに喝采するほかありません。そう、別に陰険なストーリーが見たいわけじゃない。

 もはやネット上は巴マミ祭り。いやーオリジナルシリーズ3話の騒然たる雰囲気を思い出しますなあ。前回は退場、今回は登場で話題をかっさらう巴マミのキャラ力の強さよ。みんないろいろに料理して遊んでますが、それで耐えうるぐらいキャラとして力があるってことですよね。これはこの先も実に楽しみになってきました。いや、目が離せないとはこのことです。これぐらい1話ずつの牽引力が強い作品って最近ないですよね。まったく、こうでなくては。
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2020年01月18日

「映像研には手を出すな!」#2

 なんというか、金森氏すげえ! というのが2話の感想。他の二人は、浮世離れしたアーチストですが、その才能を生かすためには、やっぱり金を工面する才能が必要で、そういう意味でプロデューサーの必要性に注目したのはなかなかすごい。



 いや実際、カネがなければ、なんも始まらないのですよね。風車の回転という、動画の基本から話をはじめつつ、それを見せるための場所づくりに奔走する金森氏のがんばりもちゃんと見せる。ただの守銭奴ではなくて、資金を運用するノウハウ、カネを引っ張ってくる腕力を備えている有能さ、そういう点で、カナモリ氏はさすがの才能です。

 アニメ研がただのファン団体と化していることもちゃんと把握し、クリエイターとしての権利をしっかりつかむあたりは、本当に有能。お金を扱う人は、どうしても悪役になりがちなのだけど、お金がなければそもそも作品はできない。そのあたり、しっかりわきまえているからこそのこの作品なのですよね。そこはすごくいいところだと思います。

 それにしても、旧アニ研は、プロはだしの撮影台まで持ってたなんて、どういう団体だったんだろう。そのあたり、今後出てくるんだろうか。そこも含めて、今後気になりますね。
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2020年01月17日

「虚構推理」#1

 設定だけ聞くといかにもあざとい感じで、あまり食指が動かず、放置していたんですが、これだけ当たり続きだと見ないわけにもいかないか、というわけで視聴。



 まあ「絶園のテンペスト」はそれなりに良かったですからね。とはいえ妖怪+推理というのは、いかにもあざとい。流行りものふたつくっつけたという安易さが感じられますからね。しかし、各キャラがいかにも腹に一物という感じなのはいい感じ。

 第一話を見る感じでは、あまりミステリ色はなくて、むしろメインキャラ同士の腹の探り合いが強い。ただホラー色は薄く、夏目友人帳に近いのかな。ただ、ミステリ色が出てくるとちょっと雰囲気が変わってくるかも。男キャラの方は一見チャラいヤサ男風ですが、最後に手札を見せてくる。こいつもたいがい碌なキャラじゃないですね(^^; 

 おそらく、妖怪より人間が怖い、というオチになりそうな予感。まあ、それはそれでいいのですけど。ただ、これだけ作画も演出もしっかりしているとなると、まずは観ないわけにはいかないでしょうなあ。今期はほんに豊作です。まあそれでもラノベ系はバサバサ切れるので、一話もそんなに観ずに済みましたけど。ひょっとしてそれも面白かったのかな。いやいやそれはもういいわ。「八男」はあっちゃんの応援の意味で観ると思いますが。
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2020年01月16日

「ソマリと森の神様」#1

 おおー面白い! なんか「ハクメイとミコチ」を思い出してしまった。一見ほのぼのとしたファンタジー世界だけど、裏に隠れているテーマは結構重い。



 内容的にも、かなり濃密な世界設計はバンド・デシネの影響を感じさせますね。と思ったら美術監督・美術設計がどうも二人ともフランス人っぽい。特に美術設定のロイック・ロキャテリさんはバンド・デシネのアーチストみたい。道理で。しかしその濃厚な個性がしっかりとインパクトあるものとして効果を発揮してますね。

 ストーリーとしては、人類がほぼ滅亡した世界で生き残りの少女を仲間の元に返そうとするゴーレムの話、といたってシンプル。よくある話の裏返しなんですが、人類が嫌われているどころか、ほぼ絶滅してしまっているので、差別の対象とすらならないという。その一方で一歩間違えば大ごとになるのは必至で、観ていてハラハラする場面の連続。なにしろ、ソマリは自分の置かれた状況がまったくわかっていない小さい女の子なので、あっちへフラフラこっちへフラフラと、危なっかしくてしょうがない。

 しかしそれでいて、どうやら奴隷だったらしい辛い過去を持つはずなのにひたすら朗らかで明るく、ゴーレムのことも「お父さん」と全力でなついてくる健気さは、観ていて気持ちがおだやかになりますね。ゴーレムはひたすら動じず最強の力を発揮し常にソマリを守るので、そういう点でも見ていて安心感がある。

 そして、毎回バラエティ豊かな異形たちが登場するらしいのですが、これがなかなか豪華で…… 今回の「ネコモドキ」を演じたのは福島潤さん! いやあ相変わらず達者ですねえ。しかし気づいてみれば、いつの間にか常にどこかに出ている名脇役声優となり、その一方で「このすば」のカズマという超ハマり役を得るなど、主役クラスもコンスタントに獲得している。「琴浦さん」でその才能に瞠目させられた時はなんとか応援しなきゃと思ったものですけど、もはやその必要もない感じ。ていうか、これだけの才能、どうしてラジオをさせないんだろう。

 まあそれはそれとして、これも視聴決定。というか今期は、ブログで書きたい作品が目白押しで、それも実にうれしい。あまりに当たり作品が多いので当初見るつもりのなかった「虚構推理」も見てみたらこれが面白く、これまた視聴決定。感想は改めて書きます。いやいや、どうなってんの。これだけ面白い作品が目白押しになったのっていつぶりだろうか。こんな日はもう来ないと思ってましたよ。日本アニメはとうとう没落期に入ったんだなって遠い目をしていたのに。あなどりがたし。

 楽しみなシーズンとなりました。いや、すごいな……
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2020年01月15日

「へやキャン△」#2

 2話目にして、早くも部室から飛び出してる(^^;



 ごくごくシンプルなストーリーで、でも作品中の一エピソードを抜粋してきたといっても通じるレベル。この短さでここまで満足度が高いというのは本当にすばらしい。しかもこれ、スタンプラリーの話は続いているのね。

 原作では、いろんなご当地富士の写真を見るだけの話を、カレーを崩して食べながら富士山談義する話に作り替える巧妙さに感嘆します。いやその手があったかーと。ただこれ、しまりんが出てこないのが寂しいですね。まだ出ないのかしら。

 いつも見えるように思いがちな富士山ですが、実は夏場はなかなか見えない。富士宮まで焼きそば喰いに行った時もほとんど見えんかったなあ。全体として、なんか編集途上でカットされたエピソード集を見ている感じ。それはそれでもうけた感があってうれしい。

 原作の方が豆知識番外編感が強いのですけど。こんな感じでゆったりのんびりと楽しませてくれたらいいなあ。
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2020年01月14日

「ID:INVADED」#2〜3

なんというか…… 1話目で感じたインパクトを一気に失いましたね。3話で。



 2話目の後編までは、まあまあそれなりに納得できる内容ではありましたが、バタバタとあわただしく解決しすぎで、あまりミステリらしい面白さはかんじられなかった気がします。荒唐無稽なアイデア自体はまあ、別にかまわないと思うんですが、それがとっぴな世界観とあまりうまく合致していない気がする。なんか天下り的に「謎解き」が読み上げられているだけですよね。

 それでも、パズル的にバラバラになったイド世界は視覚的にまだ面白いのだけど、3話目のスナイパーにバタバタと殺されていくイド世界はただ悪趣味なだけ。連続殺人鬼の内世界を提示するのであれば、そこは何か別のものに読み替えられる形を取らなければ意味がない。殺人鬼の内世界でもいっぱい人が殺されていくビジョンがある、ってなんのひねりもないですがな。

 うーん。今のところ、SF設定を小出しに説明するだけで精一杯という感じで、ミステリ的な魅力はあんまり見えてこない。そもそも名探偵もなにも「どうしてこれに気づかなかったんだ!」とうなってしまうような伏線もなくただ「真実はこうだ」と言われましてもねえ。はあそうですか、としか言いようがない。実に残念。

 まあオリジナルなので、もうちょい様子は見ますが、なんか落胆がひどい。
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2020年01月13日

「理系が恋に落ちたので証明してみた。」#1

 こちらはドラマ版などが先行する形でのアニメ版。そういやドラマ版では可鈴ちゃん出てたんでしたっけ。



 まあ、ドラマ版作りやすそうですよね、この作品。理系のあるあるネタとか、書きやすいだろうし、実際にちょっとしたリケジョブームが到来しました。実にシンプルで無内容な分、実は転がしていくのは簡単なのかもしれない。逆にアニメ版がここまで遅れたのが不思議なぐらい。

 演出・作画は実に丁寧。内田雄馬と雨宮天という組み合わせは、男子・女子両方とも文句がないという点で絶妙な組み合わせかもしれない。どちらもカッコつけたバカキャラやらせたら絶品ですからねえ。雨宮天なんて、アイドル声優そのものという顔をしつつも、実は誰よりもバカキャラが天性のうまさを秘めているという点で最高のキャスティング。なにより本人が楽しそうに演じてるのが分かる。クールで無感情のようなフリをして、壮絶にボケをかますというのは、演じ手としても、なかなか魅力が大きいですよね。抑制的に演じつつも、印象的な表現を含ませていくことができるわけですから。

 ちなみに、主人公の雪村・氷室コンビが言ってることは、一見バカげた世迷い事に聞こえますが、実は科学的な事実認定の手段としてはとても正しい。問題は、被験者であるはずの自分たち自身で観測していることで、それじゃあデータがブレまくるだろとそこが猛烈におかしい(^^;
 要するに動揺しているから、いろいろと判断を誤っているわけで、そこを含めてわざとロジカルな目線で鑑賞していくと、かえっておかしみが浮かび上がってくるのがなかなか深いです。奏が言ってるような「恋がデータにできるはずがない」という思い込みは、実はそれ自体では誤りなのですね。ただし、主人公コンビの検査方法はもっとあさっての方向に飛んでしまっているので、論駁が台無しになるという(笑)いやー深い……のか?

 というわけでこれも視聴決定。今期は充実してるなあ。誠にうれしい。あと一本、週明けの「ソマリと森の神様」で今期は終了。ラノベとアイドルはあらかじめふるい落としてあるので、チェックする作品も少なくて済んだ上に、これぞと厳選した作品がいずれも当たりだったのはうれしい限りでありました。いやめでたい。
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2020年01月12日

「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」#2

 完璧な第一話に続く完璧な第二話。ツカミからうまく話を転がして神浜市の三人組魔法少女と遭遇させ、「鎖の魔女」なる、学校の怪談めいた存在を引っ張り出してみせる。このフックを次々繰り出してくる巧みさには感嘆するほかない。



 もちろん今回もイヌカレー空間全開で、魔女率がえらく高い。そして魔法少女同士が諍いだらけで結束に乏しいのは相も変わらずで、そこを見事にキュウべえに搾取されてるっぽいのもまた同様。適度にグリーフシード濁らせて、魔女への道まっしぐらというやつですね。しかし、じゃあこの世界でまど神さまはどうしているの? それともこれ、まど神様誕生前の世界? そのあたりのつじつま合わせも気になるところ。

 脚本も良し、美術も良し、演出も良し、音楽も良しととにかく完璧。声優だけはやや硬い感じもしますが、そのあたりは今後の展開で見えてくるかな。今回は、キュウべえの演技がえらく大仰だったのが気になりましたが。あれ、演出だったり伏線だったりするのかしら。

 まあ、えみりんが、当たり役を久々にやるのではりきりすぎてるだけかもしれませんけどね。ともかくもこの先も目が離せない。今回のヒキの決め方も完璧でした。
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2020年01月11日

「空挺ドラゴンズ」#1

 鯨捕り船団+架空グルメってとこですか…… アフタヌーン系だから割と期待してたんですが、まあ、無理してみるほどでもないなあというのが実際のところ。



 割とあちこちで過去に見かけたものをパッチワーク状につなぎ合わせた感じで、手堅く作ってはありますが、特に驚きはない。なんか世界観でもっと驚かさせてくれるかと思ったんだけど。

 鯨との戦闘はそれなりに迫力ありますが、あ、ドラゴンだっけ。でもどう見ても鯨ですわこれ。捕鯨を世界にPRするためなんだとしたらあまり効果はなさそうですねえ。戦って命をいただくことの大切さはなんとなくわからないでもないですが、架空化することにあまり意味が付与できていない。

 全体として、ツルツルとした無害なファンタジー世界の空気感が強すぎる。というわけで、視聴は断念。なんか今期は充実してるので、それでもいいかな。繰り返し観たくなる作品がいっぱいあるし。
posted by てんちょ at 00:10| 大阪 ☀| Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月10日

「ID:INVADED」#1

 えーとですね、この作品2話一挙放映だったんだけど、気づかず1話だけになってしまったんですよ。しかもこの内容。どないせいっちゅうねん。



 慌てて調べて、日曜日に各社一斉配信されることを確認。残りはそこで確認するしかないですねえ。というわけで、次回2〜3話をまとめてチェックということで。

 まさしく舞城王太郎らしい、ルール違反の塊のような超異次元本格ミステリという。まさに唖然。なんかゼロ年代の感覚だ!

 しかしこれが意外と新しく、そして、よくよく考えてみればアニメというビジュアルで見せることを考えぬいて作られている。まあ、こんな無茶すぎる世界見せられてどうすればいいんだ、とみんな困惑するでしょうけど。我々SFファンだけじゃなくてミステリファンもこまるやろこんなん。

 もともとアニメはミステリを描くには不向きなジャンルだということはここで繰り返し語って来たところですが、少し前に「すべてがFになる」という奇跡的な傑作が生まれました。世評的にはまったく気づかれないまま埋没してしまいましたけど。でもあれ、原作ではほとんどちゃんと描けていなかった研究所の構造とか密室成立の前提条件とか、明らかにビジュアルの強みを生かしていたし、結末部の精神構造描写も見事というほかなかった。

 そういう点では、今回も期待できる気がしてる。多分…… まあ、実際は転がしてみないとわかんないのですけど、期待する余地は十分というわけで、まずは見守ってみましょう。ツカミは十分。大半の視聴者は怒って電源切ったと思うが(^^;
posted by てんちょ at 02:27| 大阪 | Comment(0) | アニメ一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする